L2TP

VPNでは、通信相手がお互い正しい相手であることを保障する必要がある。


だが、IPは、通信相手を認証する機能を持っていない。


一方、PPPは、ユーザ認証を備え、2点間をPoint-to-Pointで接続できる。
けど、PPPは、送信側と受信側が1対1で接続されている回線でしか使えない。


ならば、PPPのフレームをIPのデータグラムに埋め込んで送信し、受信側でPPPフレームを取り出すようにしたらいい。
これをカプセル化と呼ぶ。


PPPのフレームをIPでカプセル化することで、IPネットワーク上でPPP接続が可能になる。
ある通信プロトコルの上で、別の通信プロトコルを流すことをトンネリングと呼ぶ。


この、PPPをカプセル化してトンネリングするプロトコルが、L2TP
データリンク層をトンネリングするので、L2。


ネットワーク層をトンネリングするプロトコルとして、IPsecがある。