マジですか?


例えば、大型プロジェクトで複数の協力会社(ソフトハウス)に発注しようとしたときに、
〜省略〜
想定の半額程度で請負契約の案件を見積もることもあるという。インテグレータがそのまま発注すると、協力会社が破綻してプロジェクトが頓挫することになる。岡村氏は「過小に見積もってきた場合、協力会社が破綻しないように発注金額を増額し適正水準にする」という。

なんて、気風のいい。。
というか、見通し不足で過少見積りするような会社を、発注金額を増額してまで契約する必要はないと思うんだけど。。


自分の見積もりによほどの自信と根拠がない限りこんなことできないだろうな。


でも、俺の関わった大手インテグレータさんはほとんど逆だったけどね。


1年近く一緒に作業してたのに、追加案件の予算を、こっちの出した見積もりの半分しか確保していなかったり。
挙句の果ては、インテグレータさんの方で見積もり想定していないのに、こっちの見積もりに、「多い」とか「この作業はいらないんじゃないの」とかイチャモン付け出すし。


結局は、現場で話がつかないから、もっとエロイ人たちの層でどうにかすることになったんだけど。


思ったのが、会社(というか、人)が違うと見積もりに関しての考え方がまったく違うんだよね。
例えば、

  • テストの実施形態(試験のやり方や、その成果物)
  • 新規要員の初期ロードのコストに関しての考え方
  • 障害対応等のリスクに関しての考え方


タチが悪いのが大体の人が自分の見積もりの考え方が当然のものだと思ってるから、相手も自分と同じ考えで見積もりすると思ってる。
そして、大体は立場の強い方の論理に押されて、数字をお気に召すようにシコシコ直すはめになるんだけど。


ホントは見積もり作る前に、細かい考え方をそろえる必要があるはずだと思うんだよね。